アカデミック ハラスメント 事例。 アカデミック・ハラスメントとは?これもアカハラになる35の例

アカデミック・ハラスメントとは|NAAH

アカデミック ハラスメント 事例

この記事の目次• アカハラとは? アカハラとは、アカデミック・ハラスメントの略です。 教育・研究の場で、教員など学生に対し優位な立場を利用して、正当性のない嫌がらせやいじめ、研究妨害をすることがアカハラです。 秋田大学では、アカハラを次のように定義しています。 アカデミック・ハラスメントは、教育・研究の場における優位な地位や権限を利用した客観的正当性のない嫌がらせや差別です。 引用: 電気通信大学によるアカハラの定義は、次の通りです。 大学において、教育・研究上の優越的地位や影響力に基づき 相手の人格や尊厳を侵害する不当な言動を行うこと 引用: 大学などの学校では、教員が学生に対して非常に強い権限を持っています。 教員は学生に単位を与えるかどうか、卒業・進級させるかどうかを決めることができます。 また、大学は閉鎖的な環境であり、大学においては教員である教授や准教授は、社会的な有力者であり、社会的な信用が高いため、1人の学生では太刀打ちできない、泣き寝入りするしかないということが多いという問題があります。 関連記事 ・ ・ アカハラの基準 アカハラは教育現場での教員から学生に対して嫌がらせのことですが、実はアカハラかどうかはグレーな部分が多いのが現実です。 教員から学生に対しては、教育・指導が行われるので、教育・指導をどのように受け取るか、どのように行われるかによって、大学・学校で行われることはすべてアカハラになる可能性がありますし、逆に「あくまで教育・指導である」と主張すればどんなこともアカハラにならないこともあるからです。 先ほどご紹介した秋田大学の定義を見てください。 「客観的正当性のない嫌がらせ」としていますよね。 電気通信大学では「不当な言動」とあります。 一般的に、ハラスメントは意図的かどうかは関係なく、相手が不快に思い、精神的に傷つけばハラスメントは成立しますが、アカハラの場合は違います。 アカハラは、客観的に正当性がないと判断された場合にのみ成立します。 「不快」かどうかではなく、「不当」かどうかが基準になるのです。 客観的に正当性がないかどうかは、次のようなことで総合的に判断されます。 1.その言動は指導をする上で必要だったか(感情的になっていないか) 2.言動が指導の範囲を超えていないか 3.言動が陰湿だったり、高圧的ではないか 4.指導の場は適切か(みんなの前で罵倒するようなことはしていないか) 5.普段から教育環境に配慮はあったのか この5つの基準から、不当かどうか、客観的に見て正当性はないかを確認し、アカハラかどうかを判断されるのです。 大学におけるアカハラの事例 大学は閉鎖的な場所です。 特に、ゼミや研究室は閉鎖的で、外部から干渉される機会が少なく、さらに単位や卒論、研究などに直接関係するので、教員から学生に対してアカハラが起こりやすいのです。 大学ではどんなアカハラが起こっているのか、具体的な事例をご紹介します。 ここでの事例は、、、を参考にしています。 学習・研究活動の妨害 ・文献・図書や機器類を使わせない ・机を与えない ・研究費の申請を妨害する 卒業・進級の妨害 ・正当な理由なく単位を与えない ・不真面目だなどの理由で留年させる ・卒論を受け取らない 就職・進学等の選択権の妨害 ・本人が希望しない研究テーマを押し付ける ・進学や就職に必要な推薦書を書かない ・就職活動を禁止し、会社に圧力をかけて内定を取り消させる• 指導の放棄 ・卒論の指導を全くしない ・質問しても答えない 研究成果の搾取 ・学生の研究成果を自分のものにする ・助手の研究論文を無理に共著にさせる ・加筆しただけなのに、教授が第一著者となる 精神的な虐待 ・「お前はバカだ」のように暴言を吐く ・「こんな研究、幼稚園生の遊びだ」と非難する ・大勢の人がいる前で、大声で怒鳴りながら罵倒する 暴力 ・お酒の席で暴力をふるう ・普段から殴る、蹴るなどの暴力を行う 誹謗・中傷 ・「あいつは本当に使えない」などの批判を周囲の人に発言する ・事実に反したことを言いふらす 不適切な環境下での指導 ・不必要に長い時間に及ぶ指導 ・徹夜での実験を強制する 経済的な負担 ・研究費を学生にすべて負担させる ・実験に失敗したら、その費用は自費で負担させる 権力の濫用 ・先輩の実験を無償で手伝うことを強制する ・アルバイトを禁止する ・飲み会に参加しないと留年させる ・送り迎えを強要する ・自分の研究室を掃除しないと単位を与えない ・特定の宗教への入信を強制する プライバシーの侵害 ・彼氏の有無や家族構成を根掘り葉掘り聞く ・彼氏がいるとわかると、しつこいほど別れるように言う アカハラ加害者の2つの責任 最近は、アカハラの相談件数が増えてきています。 これは、大学でアカハラが横行していたけれど、今まではアカハラの被害を相談できる環境が整っていなかった。 でも、ここ数年でアカハラという概念の認識が広がったため、アカハラの被害者が「アカハラを受けています」と声を上げることができるようになったのです。 だから、大学や学校で働いている教員・職員は今までと同じようにしていても、突然アカハラで訴えられる可能性があります。 アカハラの加害者に課せられる可能性がある2つの責任を説明します。 民事上の責任 アカハラでは、民事上の責任を問われます。 アカハラでは、正当に教育を受ける権利を侵害され、それによって精神的な損害や経済的な損害を被っているのですから、加害者は損害賠償責任が生じるのです。 そのため、次のような訴えを起こされる可能性があります。 ・指導を受けていた助教授から教授との共著にするよう強要されたとして提訴 ・指導していた准教授が博士論文を受理せず、指導もしなかったことから将来を悲観して自殺した院生の両親が大学と准教授を相手に提訴 ・9人の学生に対し暴言や論文放置などをしたとして提訴 このようにアカハラで提訴される可能性があるため、大学の教員・職員は加害者にならないように気を付けなければいけません。 刑事上の責任 アカハラは、場合によっては刑事責任を問われることもあります。 アカハラのケースによっては、名誉毀損罪や侮辱罪、強要罪などが適用されることがあります。 そのため、アカハラをすると、刑事罰を受ける可能性があるのです。 アカハラの加害者にならないための4つの対策 アカハラは自分では意識していなくても、いつの間にか不当な指導・教育をしていて、アカハラの加害者になる可能性があります。 大学・学校の教職員は、アカハラの加害者にならないように、きちんと対策をしなければいけないのです。 教員は自分がアカハラ加害者になりやすい立場であることを認識する 大学や学校で働いている教員・職員は、自分がいつでもアカハラの加害者になる可能性があることを認識しておきましょう。 アカハラの加害者になる可能性があることをわかっていれば、学生に対しての接し方にも注意するようになりますし、不当な指導・教育を行わないように日ごろから気を付けることができるはずです。 ちょっとした気のゆるみがアカハラを招く可能性がありますので、アカハラを他人事と思わずに、教育現場で働いている以上、常にアカハラ加害者にならないように注意しなければいけないのです。 ハラスメントの研修に参加すること アカハラの加害者にならないための対策の2つ目は、ハラスメントの研修に参加することです。 最近は、どの大学もアカハラ、セクハラ、パワハラの防止に真剣に取り組んでいます。 ハラスメント防止の研修を行っている大学も多いので、できるだけそのような研修に参加するようにしてください。 どのようなことをすると、アカハラになるのか専門家の説明を聞いておくと、アカハラに対する意識が高まり、アカハラを防止することができます。 人権意識を強く持つこと アカハラの加害者対策、3つ目は人権意識を強く持つことです。 自分が指導する学生だからといって、なんでもして良いというわけではありません。 当たり前のことですが、学生にも人権はあります。 また、1人1人能力が違いますし、価値観も違います。 考え方が違います。 その違いをきちんと認めていかないと、アカハラは起こりやすくなるので、注意が必要です。 研究室でも、院生や助手はあなたの研究を手伝ってくれる存在ではありません。 彼らは彼らで研究をしているのです。 あなたが昔、教授や准教授からそのような扱いを受けてきたとしても、時代が違いますので、あなたはそのような扱いをしてはいけません。 人権意識を強く持つようにしましょう。 相手の立場に立ち、サインを見逃さないようにする アカハラの加害者対策、4つ目は相手の立場に立ち、サインを見逃さないようにすることです。 常に、相手の立場に立って物事を考えるようにすると、あなたの指導方法が万が一アカハラに該当しても、すぐに気づくことができます。 また、アカハラに該当することをしてしまった場合、相手が嫌がっている表情・態度に気づくことができれば、すぐに撤回して謝罪ができますが、相手のサインに気づかなかったら、アカハラはどんどん助長して、悪化してしまいます。 大学・学校の教職員は学生のサインを見逃さないようにしなければいけません。 アカハラの被害者にならないための4つの対策 学生はアカハラの被害者にならないように注意する必要もあります。 アカハラの被害者になると、適切な教育を受けることができませんし、精神的にも傷つきます。 さらに、将来に影響することもあるため、学生はアカハラの被害者にならないように、日ごろから対策をしておく必要があります。 勇気を出してNoと言う アカハラの被害者にならないためには、「No」と言う勇気を持ちましょう。 教授だから逆らえないというのはわかります。 でも、教授に言われたからと言って、すべてそれに従ってしまうと、アカハラはどんどん悪化していくのです。 「できない」、「それはアカハラ」、「さすがに無理」と思ったら、勇気を出して「No」とはっきり言いましょう。 Noと言えば、教授もそれで気づいてくれることがあります。 悪気がなくてアカハラをしていた場合、学生から「No」と言われれば、ハッと気づくことがあるんです。 他人のアカハラを見逃さない アカハラの被害者にならない対策の2つ目は、他人のアカハラを見逃さないことです。 もし、友人が教授や教員からアカハラと思われるような行為を受けていたら、見て見ぬふりをせずに、救いの手を差し伸べてあげましょう。 相談に乗ってあげるのも良いですし、ちょっとした助け舟を出して上げるのも良いですね。 他人のアカハラを見て見ぬふりをしていると、いつか自分にもアカハラの被害が及ぶ可能性もあります。 だから、同級生や同じゼミ・研究室の人がアカハラを受けていたら、見て見ぬふりをしないようにしましょう。 大学に相談する アカハラの被害者にならないためには、大学に相談するのも有効です。 アカハラを受けていると感じたら、大学のハラスメント相談室のようなところに相談しましょう。 先ほども言いましたが、最近はアカハラなどのハラスメントに真剣に取り組んでいる大学が増えていますので、大学に相談し、アカハラであることが認定されれば、大学側がすぐに動いてくれます。 訴えることを視野に入れて行動する アカハラの被害者にならない対策、最後は訴えることを視野に入れて行動することです。 Noと言ってもアカハラを止めてもらえない場合、民事で訴えることを宣言してしまうのも良いと思います。 大学教授は名誉のある仕事ですので、裁判を起こされるのは自分の名声を傷つけることになりますので、裁判を起こすと伝えただけで、相手にダメージを与えることができるのです。 また、黙っていると、「どうせ何もできないんだから」のように思われて、アカハラがどんどん悪化していきますが、裁判を起こすくらいの気概を持っていれば、なかなか手出しはできなくなります。 大学のアカハラについてのまとめ ・アカハラの定義は「不当」になるかが基準 ・アカハラの加害者にならないための対策 「教員は自分がアカハラ加害者になりやすい立場なのを認識する」「ハラスメントの研修に参加する」「人権意識を持つ」「相手の立場に立ってサインを見逃さないようにする」 ・アカハラ被害者にならないための対策 「勇気を出してNoといえる」「他人のアカハラを見逃さない」「大学に相談する」「訴えることを視野に入れて行動する」 アカハラの基準や事例、責任、加害者・被害者にならないための対策をまとめました。 アカハラは、立場が弱い学生が被害者になり、立場が強い教授などの教職員が加害者になります。 教育現場で働く人、また学生は加害者・被害者にならないように注意して、アカハラ対策をしていきましょう。

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アカデミック ハラスメント 事例

山形大学で今月2件も 生徒の飛び降りが起きてしまいました。 尊い生徒の命を奪ってしまった原因が アカデミックハラスメントではないかと言われていますね。 アカデミックハラスメントって、パワーハラスメントとは違うのでしょうか? アカデミックハラスメントの事例や今回起きてしまった 事故の真相にも迫っていきたいと思います。 スポンサーリンク アカデミックハラスメントって? アカデミックハラスメントって聞き慣れないですが、ご存知ですか? 職場でのパワーハラスメント、つまり上司から部下への理不尽な嫌がらせはよく聞きますよね。 アカデミックハラスメント(通称:アカハラ)はパワーハラスメントの教育機関バージョンで、 教員から生徒が受ける被害になるんです。 ほんの一例をご紹介しましたが、つまりは 生徒が職員から正当な理由があるわけでもなく理不尽な対応をされることをアカデミックハラスメントというんですね。 実際にこんなことが起こっているなんて信じられないようなことばかりです。 学生であれば自分に置き換えて、親であれば自分の子供が、職員からこんなことをされていたらって考えるだけで背筋が凍りますよね。 でも、現実に起きていることばかりなんです。 スポンサーリンク 山形大学で連続飛び降りの真相 山形大学「小白川キャンパス」では今月に入って 2件立て続けに生徒による飛び降りが起こってしまいました。 〈1件目〉 10月4日の朝、理学部の20代の男子生徒が倒れているところを発見される。 〈2件目〉 10月24日の正午頃、人文社会科学部の20代の男子生徒が倒れているところを発見させる。 しかも、今月に2件ですよ!? かなり酷いアカハラを受けていた可能性は高いですね。 山形大学は今月の 2件以外にも、 平成26年10月に人文学部の男子生徒が大学寮で、命を経ちました。 さらに、平成27年11月に工学部4年生の男子生徒が首を吊って自ら命を絶ちました。 事故2日前、卒業研究の発表練習会の最中に、他の生徒がいる前で何十分も研究発表の不備について厳しく指導されていたんです。 ご家族は、 アカデミックハラスメントが原因として損害賠償を求める訴訟を起こしている最中とのことです。 痛ましい事故が2件も起きたばかりだったんですよ。 立て続けに同じ 山形大学で4人の男子生徒って、 異常事態ですよ! 早急に防止対策をしなくてはならない重大なことだと思うのですが、今回の事件を受けてやっと対策を検討するみたいです。 パワハラだって精神的に辛いのに、まだ20歳前後の若い大学生が受けるハラスメントは大人以上に精神的に追い詰められ、今回のような最悪な状況になりかねない深刻な問題です。 まとめ 山形大学で今月2名の生徒が校舎から飛び降りてしまいましたね。 アカデミックハラスメントは氷山の一角なのではないでしょうか。 二度と生徒が命を絶ってしまわないように、安心して教育が受けられるように改善してほしいですね。 スポンサーリンク.

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アカデミックハラスメントのタイプ分け

アカデミック ハラスメント 事例

性的要求への服従又は拒否を理由に就労、就学、教育又は研究上の利益又は不利益を与えること• 1 個人的な性的要求への服従又は拒否を、人事、労働条件の決定又は業務指揮に反映させること• 2 個人的な性的要求への服従又は拒否を、教育又は研究上の指導及び評価並びに学業成績等に反映させること• 相手が望まないにもかかわらず、就労、就学、教育又は研究上の利益又は不利益を条件として、 性的誘いかけを行うこと又は性的に好意的な態度を要求すること• 1 人事権又は業務指揮権の行使、利益又は不利益の与奪等を条件として、性的働きかけをすること• 2 相手への性的な関心の表現を業務遂行に混交させること• 3 執拗又は強制的に性的行為に誘ったり、交際の働きかけをすること• 4 強引な接触及び性的な行為を行うこと• 5 性的魅力をアピールするような服装や振る舞いを要求すること• 性的言動、掲示等により不快の念を抱かせるような環境をつくり出すこと• 1 仕事の途中に、相手の性的魅力や自分の抱く性的関心にかかわる話題等で妨害するなど、 正常な業務の遂行を性にかかわる話題、行為等で妨害すること• 2 性的な意図をもって、身体へ一方的に接近又は接触すること• ア 相手の身体を上から下まで長い間じろじろ眺め又は目で追うこと• イ 相手の身体の一部 肩、背中、腰、頬、髪等 に意識的に触れること• 3 性的な面で、不快感をもよおすような話題、行動及び状況をつくること• ア 相手が返答に窮するような性的又は下品な冗談を言うこと• イ 職場にポルノ写真、わいせつ図画を貼る等の扇情的な雰囲気をつくること• ウ 卑わいな絵画、映像、文章等を見ることを強要すること• エ 親睦会又は終業後の付き合い等で、集団で下品な行動をとること• オ 性に関する悪質な冗談やからかいを行うこと• カ 相手が不快感を表明しているにもかかわらず、その場からの離脱を妨害すること• キ 意図的に性的な噂を流すこと• ク 個人的な性体験等を尋ねること又は経験談を話したり、聞いたりすること• ケ 女性というだけで職場でお茶くみ、掃除、私用等を強要すること• コ 宴会等で隣りに座ることやお酌をすること、カラオケでデュエット等を強要すること• 4 異性一般に対する蔑視的な発言等を行うこと• ア 異性であるという理由のみによって、性格、能力、行動、傾向等において劣っているとかあるいは望ましくないものと決めつけること• イ 異性の主張や意見を、異性としての魅力に結びつけること• 5 悪意による、人格の評価を傷つけかねない性的表現をしたり、性的風評を流すこと• ア 特定個人の性に関する風評を流布すること• イ 異性の前で、他の異性との性的魅力の比較をすること。 研究の妨害を行うこと• 1 論文提出時に逸脱した条件を要求すること• ア 卒論や修論、博士論文の提出条件を十分に満たしているにもかかわらず、提出を許さないこと• イ 行き過ぎたプレッシャーにより研究成果を要求すること• 2 研究チームから不当に排除すること• ア 当然加わるべき研究チームから理由なく排除すること• イ 研究室の他のメンバーに対して正当な理由なく関係を断絶させること• 3 研究活動を不当に制限すること• ア 実験や研究のための機器や設備を理由なく使用させないこと• イ 研究上の評価をする際に、恣意的に不当な評価を行うこと• ウ 研究発表活動 論文や学会発表、その他の著述等 を不当に制限すること• 4 指導を拒否及び放置すること• ア 指導を求められても、理由なく指導をしようとしないこと• イ 指導教員の交替が制度上可能であり、 正当な理由のもとに学生がそれを希望しても指導教員の指導から離脱させずに放置すること• 5 業績を搾取すること• ア 正当な理由なく論文著者や順序を変更すること• イ 研究業績を指導教員や他の者に変更するように圧力をかけること• ウ 個人的アイデアによって始まった未発表の研究を了解なく他の者に行わせること• 就学や進路を妨害すること• 1 就学の権利を侵害すること• ア 授業中に人格をおとしめる言動や、教員の学説等に従わせようとする脅迫的な言動を行うこと• イ 成績の不当な評価を行う。 あるいは評価に無関係な事柄を成績に結びつける発言をすること• ウ 求められた教育上の指導を正当な理由なく拒否すること• エ 常識的には不可能な課題達成を強要すること• 2 進路 進学・卒業・就職 を妨害すること• ア 個人的な感情から、奨学金や学術振興会特別研究員などの申請に必要な推薦書を書かないこと• イ 休日を一切とらせないこと• ウ 大学卒業後あるいは大学院修了後の進学・就職について、進路先における自分の影響力を示唆することで、 本人の自由な意志決定を妨害しようとすること• エ 卒業や論文審査について、自分の権限の範囲を逸脱した発言を行うこと• オ 就職が内定した後に、内定先とのコンタクトをまったく認めないことなどにより就職を妨害すること• 研究室において不当に強制すること• ア 研究室に早朝から深夜までいることや、泊まりでの実験を強制すること• イ 休日を一切とらせないこと• ウ 研究室内の雑用をある特定の個人に集中してやらせること• エ 教育研究とは無関係な学外での私的交際を強要すること• 教育の妨害を行うこと• ア 正当な理由なく授業を担当させないこと• イ 教育上の評価をする際に、不当な評価を行うこと• 就労上の権利の侵害や業務の妨害を行うこと• ア 昇任や業績評価にあたって恣意的に不当な妨害を行うこと• イ 業務に関して著しく不公平・不当な評価を行う。 あるいは、その種の発言によって脅威を与えること• ウ 勤務時間では不可能な、あるいは休日の作業が必要になるような逸脱した業務の達成を要求すること• エ 本来の業務以外の個人的な論文・原稿等の翻訳・英文校閲業務等を本人の同意なしに行わせること• オ 業務に支障が出る程度に、指示決定を遅らせること• 身体・精神的暴力を加えること• ア 暴力をふるったり体罰を加えたりすること• イ 教育研究に関連して,名誉や人格を著しく傷つけるような発言をすること• ウ 不当な仲間はずれを行うこと• ハラスメントという言葉は、上司から部下へのいじめ・嫌がらせをさして使われる場合が多いですが、先輩・後輩間や同僚間、さらには部下から上司に対して行なわれるものもあります。 「職場内での優位性」には、「職務上の地位」に限らず、人間関係や専門知識、経験などの様々な優位性が含まれます。 業務上の必要な指示や注意・指導を不満に感じたりする場合でも、業務上の適正な範囲で行なわれている場合には、ハラスメントにあたりません。 例えば、上司は自らの職位・職能に応じて権限を発揮し、業務上の指揮監督や教育指導を行い、上司としての役割を遂行することが求められます。 職場のパワー・ハラスメント対策は、そのような上司の適正な指導を妨げるものではなく、各職場で、何が業務の適正な範囲で、何がそうでないのか、その範囲を明確にする取り組みを行うことによって、適正な指導をサポートするものでなければなりません。 1 一人だけを仲間はずれにすること• 2 罵倒すること• 3 能力や性格について不適切な発言をすること• 4 意図的に昇任・昇給を妨害すること• 5 本人のいやがる部署に意図的に配置転換すること• 6 職務上必要な情報を意図的に伝えないこと• 7 本来の職務とは関係ない個人的な要件をするように強要すること• 8 職務上知り得た個人情報や噂を周囲に言いふらし、当人の職場での居心地を悪くすること• 9 飲み会などへの参加を無理強いすること• 10 異性の部下に対して業務が多忙であることなどを理由にして、個別的に深夜まで業務を行わせること• 11 育児休業や介護休業を取得することを躊躇させる空気を作ること(育児休業を躊躇させる等の場合は「マタニティ・ハラスメント」ともいわれる)• 12 不正・違法行為を強要すること• 13 部活動などにおいて伝統だからとして、本人の望まないことを無理強いすること• 14 深夜におよぶ部活動への参加を強要すること• 妊娠中・産後の女性に対して、以下のことを理由に解雇、雇止め、契約更新回数の引き下げ、退職等の契約内容変更の強要、降格、減給、賞与等における不利益な算定、不利益な配置変更、不利益な自宅待機命令、昇任・昇級の人事考課で不利益な評価を行うこと及び仕事をさせない、もっぱら雑務をさせるなど就業環境を害すること。 1 妊娠、出産したこと• 2 妊婦検診などの母性健康管理措置をとったこと• 3 産前・産後休暇をとったこと• 4 軽易な業務への転換を希望したこと• 5 つわり、切迫流産などで仕事ができない、労働能率が低下したこと• 6 育児時間を要求したこと• 7 時間外労働、休日労働、深夜業務をしないこと• 妊娠・出産の可能性のある女性に対して、以下のような行為を行うこと。 1 妊娠出産が雇用継続、昇任等に影響があると言うこと• 2 (1)を暗意にする発言をすること• 子どもを持つ職員に対して、以下のことを理由に解雇、雇止め、契約更新回数の引き下げ、退職等の契約内容変更の強要、降格、減給、賞与等における不利益な算定、不利益な配置変更、不利益な自宅待機命令、昇任・昇級の人事考課で不利益な評価を行うこと及び仕事をさせない、もっぱら雑務をさせるなど就業環境を害すること。 1 育児休業をとること• 2 短時間勤務にシフトすること• 3 子の看護休暇を取ること• 4 時間外労働をしないこと• 1 飲酒を強要すること• 2 一気飲みを煽ったり、早飲みをさせること• 3 酔いつぶすことを目的として飲ませること、あるいは、飲み会を行うこと• 4 本人の体質や意向を無視して飲酒をすすめること• 5 宴会で酒類以外の飲み物を準備しないこと• 6 飲めないことをからかったり侮辱すること• 7 酔ってからむ、悪ふざけをすること• 8 酔って暴言・暴力を行うこと• 9 酔った勢いで身体的な接触を行うこと(背中、肩などに触れるなども身体的接触にあたる)• 1 虚偽のうわさを流したり、怪文書を配布すること• 2 プライベートなことに執拗に介入すること• 4 ネット上で誹謗中傷を行うこと• 5 本人の許可なくネット上に他人の画像や個人情報を掲載すること 以上のとおり、セクシュアル・ハラスメント、アカデミック・ハラスメント、パワー・ハラスメント、マタニティ・ハラスメント、アルコール・ハラスメント、その他のハラスメントの六つの態様に分けて例示を示しましたが、ハラスメントの存在の有無の判断は、行為者の意図にかかわらず、その行為が相手の意に反したものであるかどうかによることとなります。 アカデミック・ハラスメントの例示は「アカデミック・ハラスメント」防止等対策のための5大学合同研究協議会(北海道大学、東北大学、東京大学、東京工業大学、九州大学)が作成した「アカデミック・ハラスメント防止ガイドライン作成のための提言」から、引用させていただきました。

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