肺気腫 画像。 慢性閉塞性肺疾患・COPDとは?画像診断から読み解く

肺気腫を知って胸部レントゲンの第一印象を読影に繋げる!

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肺の異常• 心臓の異常• 動脈の異常• 横隔膜の異常• 縦隔の異常• 気管支の異常• 胸膜・胸壁の異常• 肋骨の異常• リンパ節の異常(サルコイドーシスなど) ではそれぞれについて詳しくみていきましょう。 肺に異常がある場合に考えられる疾患 肺に異常がある場合に考えられる疾患は以下になります。 肺腫瘍(肺がん・良性肺腫瘍)• 転移性肺腫瘍 てんいせいはいしゅよう• 気胸(ききょう)• 肺結核(はいけっかく)• 陳旧性肺結核(ちんきゅうせいはいけっかく)• 陳旧性肺病変 ちんきゅうせいはいびょうへん• 非 結核性抗酸菌症 ひけっかくせいこうさんきんしょう• 肺水腫(はいすいしゅ)• 肺気腫(はいきしゅ)• 肺嚢胞症 はいのうほうしょう• 塵肺症(じんはいしょう)• 中葉症候群(ちゅうようしょうこうぐん)• 肺アスペルギルス症• 肺炎(はいえん)• 間質性肺炎(かんしつせいはいえん)• 肺線維症(はいせんいしょう)• 肺化膿症(はいかのうしょう) では、この中から、人間ドックのレントゲン検査の所見が異常だった場合に見つかる主な疾患、肺腫瘍についてみていきましょう。 肺腫瘍・転移性肺腫瘍 肺腫瘍の場合、腫瘍の組織型によって、X線画像の特徴が違うのですが、結節影(直径3cm以下の類円系の陰影)・辺縁が不明瞭・辺縁が明確なものなど様々です。 2 3 影の特徴や、 前年の結果との比較や 喫煙習慣・ 長期の咳症状の有無などから疑われる疾患がしぼられます。 2 肺に腫瘍性病変を認めた場合、より精密検査として、 胸部CT検査を勧められます。 症例 70歳代男性 胸部レントゲンで 左の上肺野に腫瘤影を認めています。 内部には空洞を有しているのがわかります。 胸部CTによる精密検査で内部に空洞を有する肺腫瘍を認めています。 生検にて 肺がん(肺腺癌)と診断されました。 次は心臓に異常がある場合についてみていきましょう。 心臓に異常がある場合に考えられる疾患 心臓に異常がある場合に見られうる疾患は以下です。 心不全(しんふぜん) 心不全の場合のX線画像は、一般的に心臓が拡大するという特徴があり、他にも肺に水がたまることもあります。 こういった場合は、心不全の可能性が考えられます。 4 次は動脈です。 動脈に異常がある場合に考えられる疾患 胸部レントゲンで動脈というと大動脈と肺動脈が主にありますが、ここでいう動脈は大動脈のことです。 動脈に異常がある場合に見られうる疾患は以下です。 大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)• 動脈硬化(どうみゃくこうか) どちらも、大動脈の拡大や石灰化、大動脈の拡張や蛇行が見られます。 5 症例 80歳代男性 胸部レントゲンで縦隔の開大を認めています。 胸部CTの縦隔条件では、大動脈弓部に 大動脈瘤を認めており、これが原因で、縦隔の開大を形成していることがわかります。 次は横隔膜についてです。 横隔膜に異常がある場合に考えられる疾患 横隔膜に異常がある場合に見られうる疾患は以下です。 横隔膜弛緩症(おうかくまくしかんしょう)• 横隔膜ヘルニア(おうかくまくへるにあ) 横隔膜弛緩症・横隔膜ヘルニア X線画像では横隔膜が上に上がっている状態になります。 1 横隔膜ヘルニアの場合、腹腔にあるべき臓器が胸腔に入り込むことがあります。 症例 30歳代男性 両側横隔膜の挙上を認めています。 肥満による横隔膜挙上が疑われます。 次は縦隔に異常がある場合についてです。 縦隔に異常がある場合に考えられる疾患 縦隔とは、胸部の左右の肺と後ろ側の胸椎、前側の胸骨に囲まれた部分です。 縦隔に異常がある場合には、以下の疾患の可能性が考えられます。 縦隔気腫(じゅうかくきしゅ)• 縦隔腫瘍(じゅうかくしゅよう) 縦隔気腫 縦隔気腫とは、縦隔内の気道系や消化管系器官以外のところに空気が存在する状態のことです。 X線検査では、心臓の陰影にほぼ平行に出現する線状陰影や、頸部や胸部外側の皮下気腫陰影も見られます。 6 症例 60歳代男性 レントゲンで、本来の肺野の周りに空気を示す低吸収域を多数認めています。 心臓や気管支、大動脈沿いにも空気を認めています。 胸部CTでは 右側に皮下気腫及び縦隔気腫を認めています。 縦隔腫瘍 縦隔腫瘍は、縦隔内に発生する腫瘍や嚢腫のことです。 7 次に気管支の異常についてみていきましょう。 気管支に異常がある場合に考えられる疾患 気管支に異常がある場合に考えられる疾患は以下です。 気管支拡張症(きかんしかくちょうしょう)• びまん性汎細気管支炎 びまんせいはんさいきかんしえん• 慢性気管支炎 まんせいきかんしえん ではそれぞれについてみてみましょう。 気管支拡張症 気管支拡張症とは、気管支の異常な拡張がみられ、収縮することがない病気です。 咳や喀痰、呼吸困難といった症状が出ます。 8 症例 60歳代女性 右上肺野〜中肺野〜下肺野内側に気管支拡張を認めています。 胸部CTでは右の中葉に気管支拡張を認めている様子がわかります。 肺炎後の気管支拡張症としてフォローされています。 びまん性汎細気管支炎 びまん性汎細気管支炎とは、呼吸細気管支の慢性炎症が肺の中に広範囲に広がる病気です。 湿った咳や多量の喀痰、労作時の息切れが特徴となります。 9 慢性気管支炎 慢性気管支炎は、気道の粘液が過剰に分泌し、 たんを伴う咳が1年間で少なくとも3ヶ月以上、少なくとも2年以上にわたるものを言います。 10 では、次に胸膜と胸壁の異常についてです。 胸膜・胸壁に異常がある場合に考えられる疾患 胸膜・胸壁に異常がある場合に考えられる疾患は以下です。 胸膜炎(きゅうまくえん)• 陳旧性胸膜炎(ちんきゅうせいきょうまくえん)• 胸膜腫瘍(きゅうまくしゅよう)• 胸膜中皮腫(きゅうまくちゅうひしゅ)• 胸壁腫瘍(きゅうへきしゅよう) それぞれについてみてみましょう。 胸膜炎・陳旧性胸膜炎 胸膜炎とは、肺と胸壁の間に位置する胸膜に炎症が起きた状態のことです。 症状としては、労作時の 息切れ・呼吸困難・胸痛があり、他に原疾患によって、 咳・痰・発熱・体重減少などもあります。 胸部X線の画像では、胸水が溜まっていることが確認されます。 11 陳旧性胸膜炎は、過去に起こした炎症などの形跡で、 胸水の他に 胸膜の肥厚や石灰化がみられます。 1 症例 70歳代 男性 レントゲンで右肺が下肺野を中心に収縮しており、線状影を認めています。 石灰化もあり。 胸部CTで右胸膜の石灰化と肺の収縮を認めており、 陳旧性結核性胸膜炎を疑う所見です。 症例 50歳代女性 レントゲンで肺結節指摘あり レントゲンで右上肺野に結節影を指摘されてCT検査で精査となりました。 CTでは該当する高さに胸膜の石灰化を認めており、 陳旧性胸膜炎を疑う所見です。 胸膜腫瘍・胸膜中皮腫・胸壁腫瘍 胸膜や胸壁に発生する腫瘍で、 胸膜中皮腫はアスベスト(石綿粉塵)の曝露による悪性腫瘍です。 症状には、 胸痛・呼吸困難・嚥下困難・声のかすれなどがありますが、無症状の場合もあります。 1 12 症例 50歳代男性 左中肺野に肺実質外病変を示唆するextrapleural signを認めています。 胸部CTで 胸壁腫瘤が確認されました。 手術になり、 神経原性腫瘍(神経鞘腫)と診断されました。 次は、肋骨の異常についてです。 肋骨に異常がある場合に考えられる疾患 肋骨に異常がある場合は以下です。 肋骨腫瘍• 肋骨骨折 肋骨腫瘍は転移性骨腫瘍が多く、 乳がんや前立腺がんからの転移が多いとされています。 1 また、肋骨骨折もレントゲンでわかることがあります。 古い骨折は骨硬化を示すため、肺腫瘤や肋骨腫瘍と鑑別が難しい場合もあります。 他にも全身の臓器に起こりうるサルコイドーシスという疾患もわかります。 次で見てみましょう。 サルコイドーシス サルコイドーシスとは、 ラテン語で肉のようなものができる病気という意味で、原因不明の多臓器にわたる疾患です。 類上皮細胞肉芽腫(るいじょうひさいぼうにくげしゅ)と呼ばれる肉のかたまりのような組織ができます。 全身のあらゆる臓器で発症する病気ですが、とくに 両側肺門リンパ節・肺・眼・皮膚に高頻度であらわれる疾患です。 とくに両側肺門リンパ節腫大が胸部レントゲン上特徴的であり、英語で、bilateral hilar lymphadenopathyの頭文字をとってBHLと呼ばれます。 他にも神経・筋肉・心臓・腎臓・骨・消化器などにも罹患します。 がんとは違い、悪性腫瘍ではなく 自然消失することが多いため、フォロー(経過観察)しながら、無治療もしくは必要に応じてステロイド剤などで治療します。 13 X線画像では、 網状影・結節影(直径3cm以下の丸い陰影)・ 小粒状の影・浸潤影(肺胞などに液体成分が入り込んだ不明確な陰影)などがみられます。 症例 30歳代女性 サルコイドーシス 両側の肺門部のリンパ節腫大 上で述べたBHL を認めています。 サルコイドーシスに矛盾しない胸部レントゲン所見ですね。 では、胸部レントゲンで異常があった場合の精密検査について、次で説明しますね。 胸部レントゲンで異常があった場合の精密検査とは? 胸部レントゲンで異常があった場合は、 胸部CT検査をします。 胸部レントゲンは、 胸部全体の画像情報をひと目で把握できる優れた検査です。 しかし、その画像から得られた陰影だけでは、確実な診断ができない場合もあります。 胸部X線(単純X線)は立体である胸部全体を2次元に圧縮した画像です。 ですので、胸部の前後にある臓器などが重なって見えるため、小型の陰影は認識が困難になります。 そこで、 体の断面を見ることのできるCT検査をすることで、さらに詳しい画像から疾患を特定していくのです。 疾患によっては、胸部MRIでの検査をすることもあります(縦隔腫瘍などの場合)。 そして、その疾患が活動性であったり、悪性である場合など治療が必要であれば、専門医へ紹介されます。 14 参考 1 2 人間ドック検診の実際 監修 日本人間ドック学会 p70-72 内科診断学 第2版 3 p748-749、 4 p791、5 p814. 817、6 p758、7 p751、8 p735-736、9 p730、10 p733、11 p758-759、12 p752-753、13 p712 14 人間ドック検診の実際 監修 日本人間ドック学会 p75-76 まとめ それでは、今回の内容をまとめます。 胸部レントゲンの所見が異常ありの場合に考えられる疾患の部位• 肺の異常• 心臓の異常• 動脈の異常• 横隔膜の異常• 縦隔の異常• 気管支の異常• 胸膜・胸壁の異常• 肋骨の異常• リンパ節の異常(サルコイドーシスなど)• 胸部レントゲンで異常があった場合の再検査は胸部CT検査 胸部レントゲンの所見がD2で要精密検査であった場合でも、精密検査をすることで異常がないこともあります。 もし怖い病気だったら・・・と思う気持ちもあるかもしれませんが、異常がないことを確かめること、病気の早期発見をするというのは大切なことです。 要精密検査という結果が出たら、必ず受けるようにしてくださいね。

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LungVision 製品情報:医用画像処理ソリューション 医用画像ソフトウェア:サイバネット

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肺の病気にならないためにもしっかりと予防しましょう。 肺がんとは 肺がんは肺の気管、気管支、肺胞の一部の細胞が何らかの原因によってがん化したものをいいます。 によれば、肺がんは進行するにつれて周りの組織を破壊しながら増殖し、血液やリンパの流れにのって広がっていきます。 肺がんの種類 によれば、肺がんには大きく分けて小細胞がんと非小細胞がんの2種類があり、最も多いのは非小細胞がんに分類される腺がんです。 これは喫煙の有無とは関係なく発症する危険性が高く、たばこを吸わないからといって安心はできないそうです。 肺がんは喫煙者に多いですが、たばこを吸わない人でも発症することがあります。 また、受動喫煙(周囲に流れるたばこの煙を吸う)により発症リスクが高まることもわかっています。 肺がんを予防するには? 50歳あたりから発症頻度が高まり始め、70歳前後でピークになる。 会社や自治体の健康診断では単純レントゲン撮影しかメニューにないことが多く、これだと小さながんは見落とす危険性がある。 単に検診を受ければよいということではなく、手術が可能な早期の段階で見つけるためには、人間ドックで胸部CTを撮るなど、肺がん予防に対して自らが積極的な行動が必要になるようです。 肺がんを予防するためにも、定期的に人間ドックで自分の体の状態をしっかり把握していくことが肺がんの早期発見において一番重要なようです。 肺気胸 自然気胸(肺気胸)とは、肺の一部が破れて空気がもれ、胸腔(きょうくう)にたまっている状態です。 肺から空気が漏れてたまっても、肋骨があるために外側に膨らむことはできないため、肺が空気に圧迫されて小さくなってしまう状況が気胸です。 気胸の症状 突然の胸の痛み、乾いた咳、呼吸困難 自然気胸が起こりやすい人とは?• 10代から20代の男性に多い• 背が高く、痩せた人に多い• 患者の70%は喫煙者 【肺気胸関連記事】• COPDとは、気管支や肺に炎症が発生し、息を吸うことができても吐き出せなくなる病気のこと。 加齢によって、年々肺の機能は低下していき、喫煙されている方はより肺機能が低下していくそうです。 あまり聞きなれないCOPDという病気ですが、2020年には全世界の死亡原因第3位になると予想されているそうです。 COPDの症状 せきやたん、息切れが特徴で、ひどい場合には、呼吸困難で全身状態が悪化することがあります。 COPDの原因 COPDの主な原因は喫煙だといわれています。 マッチ吹きテスト COPDになる前に、ぜひチェックしてみましょう。 準備するもの• マッチ• ボールペン マッチ吹きテストのチェック方法• マッチに火をつける。 火が消えないように、マッチの軸にまで火を燃え移すようにしてください。 マッチを口から15cm離れた位置に持っていく。 ボールペンの長さが約15センチなので、ボールペンを目安にするとわかりやすいそうです。 口を大きく開けた状態で息を吹きかけ、マッチの火を消してみましょう。 息を吐くときに、口をすぼめないように注意してください。 マッチの火を吹き消せない場合は、COPDの可能性があるそうです。 COPDの可能性がある方は、ぜひ病院で診てもらいましょう。 詳しい検査は、専門医に診ていただくことをおすすめします。 【COPD関連記事】• 肺気腫 肺気腫とは、肺が壊れてしまう病気で、高齢者に多い病気ですが、若い年齢層でも喫煙習慣があれば病気が始まることがあります。 【肺気腫関連記事】• 肺炎 【肺炎関連記事】• 咳喘息 せきぜんそくとは ぜんそく特有の喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューといった呼吸音)はなく、せきだけが慢性的に続く病気のこと。 せきぜんそくの症状• 3〜4週間以上せきが続く• かぜ薬やせき止めを飲んでも効かない• 会話中や運動中にせき込みやすい• 夜間から明け方にかけて症状が出やすい• せきの発作が激しいときは眠れなくなる• 胸の痛み• おう吐など このような症状で悩んでいる方は、呼吸器内科やアレルギー科を受診し、治療を受けるようにしてください。 【咳喘息関連記事】•

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肺気腫の初期症状

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実際これら肺の病気では、どこに痛みが出るのでしょう? 肺の病気で痛みが出る場所は? 肺の病気では、 長引く咳や喀痰などの 呼吸器症状を伴います。 痛みが生じるのは、炎症が胸膜まで及んでいるときです。 その際に 炎症が及んだ胸膜の部位に胸痛として痛みを伴います。 ただし、炎症が胸膜まで及んでいる部位が背部であれば背部痛になります。 胸膜の詳しい解説はこちらを参照ください。 肺炎や胸膜炎の診断は、臨床症状、聴診所見、採血結果のほか、胸部X線や胸部CTといった画像検査を併せて行います。 症状がひどくなると、呼吸困難に陥ることもあるため、早期に診断、治療開始することをオススメします。 参考文献: 病気がみえるvol. 4呼吸器P8・12・14 解剖学講義 改定2版P271〜280 第4版 イラスト解剖学P375〜378 最後に 肺の場所について実際のレントゲン画像、CT画像を用いて説明しました。 また、痛みが出る場合はどういう機序でどこに出るのかをまとめました。

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