元 木 昌彦。 RIETI

【iRONNA発】売れない週刊誌 おやじ系路線で生きる術なし 元木昌彦氏(1/2ページ)

元 木 昌彦

週刊誌ジャーナリズムの一時代を築いた文春砲もすっかり飽きられたのか、最近の特集はもっぱら「健康」と「終活」ばかりである。 売れてナンボとはいえ、どの雑誌も同じ特集ではつまらない。 週刊誌よ、自らが終活の道に進んでどうする。 昭和31年に『週刊新潮』が出版社初の週刊誌として創刊されてから、多くの編集者、編集長が試行錯誤しながら行き着いたシンプルな結論である。 私は『フライデー』『週刊現代』編集長を7年半ほどやったが、編集部員の案を採用する基準もこれだった。 私が現代の編集長だった平成7年は、阪神・淡路大震災に見舞われ、続いて地下鉄サリン事件が起きた騒然とした年であった。 情報を求めて読者は何冊も週刊誌を買い、むさぼるように読んでくれた。 今思えば、この頃が週刊誌の黄金時代だったと思う。 「テーマを見失った」 週刊誌が読まれなくなった要因はいくつもある。 だが、一番大きな要因は、週刊誌にしかできないテーマを見失ってしまったことと、週刊誌の最大の読者層であった団塊世代が年齢を重ね、定年、年金生活、高齢者になったことだと、私は思っている。 多くの週刊誌が元気のない中、新谷学編集長率いる『週刊文春』だけがスクープを連発し、気を吐いた。 特に、政治家から芸能人まで、これほど多いのかとあきれるほど「不倫」情報が毎週のように誌面に載った。 だが、その文春砲にも陰りが出てきた。 新谷編集長が交代したこともある。 雑誌は編集長のものだから、同じ雑誌でも編集長が替われば中身も変わる。 それに、あれほどスクープを放ったにもかかわらず、部数は減り続けている。

次の

日本を私物化して開き直る安倍夫妻の異常 2人とも大事な何かが欠落している

元 木 昌彦

ラグビーW杯の盛り上がりがすごい。 開幕前は、善戦はするだろうがベスト8入りまでは難しいだろうと、多くのラグビーファンも思っていたのではないか。 それがまさかの連戦連勝でベスト8進出を成し遂げ、もしかするとオールブラックスと優勝を争うかもしれないところまで来たのは凄い。 彼らを率いるのが15歳のときにニュージーランドから札幌の私立高校に留学してきたキャプテンのリーチ・マイケル(31)だ。 当時は体重78キロだったが、400グラムのハンバーグを2つ、就寝前にはバターを塗った食パンを8枚、そば屋で子どもに英語を教える代わりに、そばを何枚もお代わりして、高校3年の時には100キロになっていたと週刊新潮が書いている。 東海大で現在の妻と知り合い、2012年に結婚した。 15年には珈琲好きが高じて、東京・府中にカフェを開いたそうだ。 ドレッドヘアというそうだが、派手な髪型のラインアウト(サッカーでいうスローイン)でボールを投げ入れる堀江翔太(33)。 妻と愛娘らが5時間かけて編み上げてくれるという。 スコットランド戦で2トライを奪った福岡堅樹(27)は、幼稚園の頃から運動会で2位と半周差をつけていたというほど天性のスピードを持つ。 福岡でも有数の進学校・福岡高校出身で、筑波大に一浪して入り、東京五輪後には医師を目指すといっていると、週刊文春が書いている。 ピアノもうまく、父親が元ラガーマンだったこともあり、5歳の時からクラブでプレーをスタートさせた。 姉は元劇団四季の女優で、ミュージカルも好きだそうだ。 一人一人紹介できないが、昔からラガーマンはチームスポーツの最たるものだから、企業との親和性が高く、企業はサッカーよりもラグビー出身者を求める傾向があるといわれる。 それに、ラグビー憲章というのがあるそうだ。 「品位、情熱、結束、規律、尊重」が最も重視され、高いレベルのチームでプレーしてきた選手は、これらの精神を体現してきた存在とみなされると、経営戦略コンサルタントの鈴木貴博が週刊新潮で語っている。 日本が1995年に17対145という最多失点記録をつくったオールブラックスことニュージーランドは、今回の日本の活躍を見て、「(日本とは決勝トーナメントが)別の山で良かった」とまでいっているとスポーツライターの斉藤健仁が週刊新潮で伝えている。 ラグビー支える女たち・・・石原ひとみも杉浦友紀アナも吉永小百合も熱狂的ファン 日本の快進撃の裏には、女優たちの支えがあるとアサヒ芸能が報じている。 今年の夏に行われた日本代表の網走合宿で、チームが練習をしている時、観客席に石原さとみが来ていたという「噂」が出たことがあったそうだ。 嬉しすぎる」とメッセージを送っているそうである。 NHKの杉浦友紀アナも大ファンだし、長年ラグビーを愛し、陰でサポートしているのが吉永小百合だ。 <「東日本大震災の直後には、岩手県・釜石シーウェイブスに激励の手紙と『がんばろう!釜石』と書かれた約2000枚の特製Tシャツを送っています」(スポーツ紙記者)> 東京オリンピックは、急遽IOCが暑さ対策のためマラソン会場を札幌に移すことを決めたため、大きな波紋が広がっている。 選手村、合宿所、観客のホテルをどうするのか、問題山積である。 こんなことは最初から分かっていたことなのに、何を今さらである。 小手先の変更などではなく、オリンピックそのものを中止してしまったらいいと私は思う。 盛り上がるスコットランド戦が終わった後、大手広告会社「電通」の吉野純・新聞局長(51)が神奈川県警に暴行容疑で現行犯逮捕された。 競技場のゲートの柵に体当たりし、注意した警備のアルバイトの大学生(21)の顔を平手打ちしたというのである。 電通は東京オリンピックにも、ラグビーW杯にも関わっているはずである。 それも、新聞局長というのはエリートコースで、将来の社長候補がなるポストだそうだ。 横浜地検は勾留請求せず、釈放したそうだが、ほとんどの新聞が実名と肩書を出したから、このままでは済まないだろう。 次の週刊文春、週刊新潮がどう書くか、楽しみである。 取り巻き記者にツブされるぞ、小泉進次郎!ご機嫌取りに本人は有頂天 国会が始まったが、一向に盛り上がらない。 菅原一秀経産相のメロン疑惑だが、今週の週刊文春がやっているように、地元の有権者へ送っている「メロンリスト」があるのに、菅原は、「送っていない」と、シラを切って逃げようとしている。 任命した安倍首相は、「オレは知らない」と見ない、聞かないで押し通そうとしている。 元秘書たちが、菅原自身が細かく「この人にはメロン二個、この人は三個にして」という感じで、個数まで指示を出していたと証言しているのだ。 それに、週刊文春は、07年7月31日に北海道稚内市の業者から、菅原事務所にFAXされた明細書を入手した。 そこには、計133件、合計278個の高級メロン「美深キングルビー」を75万8000円で購入したと記されているそうだ。 菅原の「政治の師」である菅官房長官も、菅原が「昔のことだから問題ない」と伝えたところ、「だったら堂々と答えろよ」といい放ったそうだ。 この件、どういう決着をつけるのか、見物だ。 小泉進次郎の答弁の「中身のなさ」が話題だが、サンデー毎日は、マスメディアが進次郎をダメにしているのではないかという見方をしている。 「黙殺 報じられない"無頼系独立候補"たちの戦い」 集英社 の著者である畠山理仁が、大手メディアの記者たちの進次郎の持ち上げ振りを批判をする。 <「日本のメディアは血筋に弱い。 小泉家は4代続く政治家一家で、父親は元首相。 しかも、本人がイケメンとなれば、皆持ち上げる。 選挙に関係ない高校野球の話題を振ってコメントを取ろうとするなど、記者たちはニコニコ顔で小泉氏のご機嫌をうかがう。 その中で、私が嫌な質問をすると、一斉ににらんできた」> 産経新聞のある政治部記者も、産経ウェブニュース「【安倍政権考】小泉進次郎環境相が"小泉語録"で被弾の理由」 10月4日付 で、こう記しているという。 <「(小泉氏の番記者だった)当時の反省も含めて素直にいえば、演説上手の小泉氏は、国政選挙で全国各地に応援に入れば人が集まるスターとしてちやほやされ、永田町という"ぬるま湯"で甘やかされてきた面もあると思う」> メディアが甘やかし、事務所は過剰に進次郎を守ってきた。 そのことが、「小泉氏にとって最大の不幸だったのではないか」と畠山が指摘している。 消費税増税なぜか大企業は歓迎!輸出免税制度でトヨタは3683億円還付 ノーベル化学賞を旭化成の社員・吉野彰(71)が受賞した。 1981年から開発に取り組んだリチウムイオン電池は、今や、スマホやPCだけではなく、電気自動車や太陽光発電に伴う住宅設備にまで活用の幅が広がっている。 研究は遅くまでやっているが、家では、「研究のことは言わず、寝ていることが多くゴロゴロしています」と妻の久美子が週刊文春に話している。 ブランド志向は一切なし。 ぜいたくも好きではない。 吉野はサラリーマンとしての極意をこう話す。 <「いい意味で会社を"だます"ということ。 まるっきりウソじゃないウソをつかざるを得ないわけ。 それが企業で生き残る術ですよ。 でも、それに対して自分でしっかり責任を持てればそれでいいんですよ」> ウソばっかりで、責任を持たない奴が多いのが昨今の企業戦士の実態だ。 こういうサラリーマンなら、どこの企業でも欲しいと思うはずだ。 さて、注目のドラフト会議が終わった。 大船渡高校の佐々木朗希の指名権はロッテが獲得した。 奥川恭伸(石川・星稜高)はヤクルトが交渉権を獲得。 ドラフト1位指名選手は伸びない。 このジンクスを佐々木や奥川が覆せるか。 佐々木のひ弱さが気になるが、ロッテがじっくり育てる気があれば、数年後にはいい投手になれるかもしれない。 即戦力は奥川の方だろう。 きょう18日(2019年10月)発売は、週刊現代とフライデーだが、フライデーには目ぼしい記事がない。 週刊現代から1本。 よくいわれることだが、消費税は大企業を儲けさせる。 その実態をレポートしている。 消費税を大企業が歓迎しているのは、<輸出企業への優遇措置、つまり消費税の還付金が、大企業へ莫大な恩恵を与えている>(週刊現代)からである。 その名は「輸出免税制度」で、製品の輸出時に消費税が企業に払い戻される制度である。 企業が海外に輸出する場合、輸出免税によって価格は税抜きになる。 それでは仕入れの際に払った消費税が相殺できないため、それを国庫から還付金として補てんする仕組みだ。 そうなると、輸出金額が多い企業ほど還付金が多くなり、得することになるのである。 トヨタの還付金が3683億円、日産が1587億円、ホンダ1565億円、マツダ790億円、新日鐵住金750億円、村田製作所494億円、キャノン482億円、パナソニック381億円などなど。 トヨタは18年度に3683億円の還付を受けるから、単純計算で約59億円が利息として入って来ることになる。 週刊現代によれば、89年に消費税が導入され、今年で30年になる。 その間、法人税は40%から23・2%まで引き下げられた。 30年間の消費税の税収は累計349兆円であるのに、17年度までの法人3税の減税額は累計281兆円になるそうだ。 実に消費税税収のおよそ8割が、法人税減税の穴埋めに消えてしまったことになる。 馬鹿馬鹿しくて消費税など払いたくないが、そうはいかない。 これでは格差などなくなるはずがない。 (文中敬称略) 【絶対当たらない馬券術】菊花賞は堅いヴェロックスで連軸、対抗はワールドプレミアか 今週は菊花賞。 ヴェロックスは連軸としては堅いだろう。 ルメール騎乗で人気のニシノデイジーの一変は疑問。 ワールドプレミアとの争いと見るが、このところのメインレースの荒れ方を見ていると、人気薄にも目配りが必要か。 というわけで、本命はヴェロックス、対抗はワールドプレミア、単穴はなし。 GOODLUCK! プロフィール 1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める 現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。 編集プロデュース。 【著書】 編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか.

次の

一方的な非難だけを載せていいのか

元 木 昌彦

この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。 ( 2018年12月) 、商学部入学。 、入社。 、『』編集長。 、『』編集長( - )。 、「Web現代」編集長。 、「」日本版編集長( - )。 後に社長も務める。 人物 [編集 ]• 『週刊現代』編集長時代、陰毛の写ったヌード写真を指して「 」という言葉を生み出し、誌上に積極的に掲載した。 に挑戦する編集記事も多く、1995年9月23日号での鶴タブーを扱った「市議万引き被疑事件・転落死事件」の謀殺説記事については、創価学会より出版元の講談社とあわせて告訴されて被告人になったこともある。 一方、部数は右肩上がりに上昇し、『』を抜き、『』に次いで男性誌で2位となった。 「オーマイニュース」編集長時代、サイトの刷新を図ったが成果を上げられずに約1年で退任した。 前任のに続いて、2代続けて編集長の座を投げ出す事態となり、「オーマイニュース」はその後「オーマイライフ」として出直しを図るも2009年に閉鎖された。 元木は、の長女と小室圭の結婚を成就させてあげたいと考えている。 小室圭の母と金銭トラブルがある元婚約者の男性が「」という私的なやり取りを週刊誌で暴露したことについて元木は「この男性の品性を疑わざるを得ない」と批判している。 また元木は、週刊誌による小室について、「私は違和感をおぼえて仕方がなかった」「もういい加減にバッシング報道は止めて、2人を静かに見守ってあげることこそ今メディアのやるべきことだ」などと述べている。 著書 [編集 ] 単著 [編集 ]• 『日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた』夏目書房、2003年3月• 『メディアを思う日々 編集者の学校 日が暮れてからの授業編』ロコモーションパブリッシング、2005年9月• 『週刊誌編集長…週刊現代・フライデー・Web現代編集長が明かす、スキャンダル、事件報道現場の3300日』展望社、2006年4月• 『孤独死ゼロの町づくり』、2008年3月• 『競馬必勝放浪記』祥伝社〈〉、2009年2月• 『週刊誌は死なず』朝日新聞出版〈〉、2009年8月• 『「週刊現代」編集長戦記』〈イースト新書〉、2015年2月 共編著 [編集 ]• 『編集者の学校』講談社Web現代編、本田靖春ほか共著、講談社、2001年10月• 『日本の大事な話』聞き手元木昌彦・編集者の学校編、ロコモーションパブリッシング、2005年11月• 『これが日本の本当の話』聞き手元木昌彦、ロコモーションパブリッシング、2006年4月• 『裁判傍聴マガジン…日本初! 』第1巻、共著、イースト・プレス、2008年4月• 『「成り上がり」の人間学 逆風をパワーに変える「生き方の流儀」』、聞き手元木昌彦、イースト・プレス、2008年6月• 『編集者の教室』元木昌彦編、徳間書店、2010年9月• 『知られざる出版「裏面」史 元木昌彦インタヴューズ』ほか共著、出版人、2016年11月 脚注 [編集 ].

次の